続けてもいいから嘘は歌わないで

同人作家の同人以外の雑記が主です

零細同人作家のおすすめ同人誌印刷所(導入編)

同人誌を出すというのは作者と印刷所の両輪があってなりたつものである。かれこれ6.7年同人誌を作っているが、印刷所の選定というのを真面目にやったことがなかった。というわけでちょっと真面目に調べようぜ、という話である。話というか、調べ中のメモのようなものだが、調べ途中にこのような端書に助けられたこともあるのであえて描いておく。同人活動に幸あれとまでは行かなくても、不要な陰がささないようにという助力にはなるだろう。

 

本の条件は、「島中 男性向け エロ無し B5」という所だ。島中というか、正直クソほどに売れていないような物を作る前提でいこう。ここで利益を出したい人間は数多ある啓蒙ブログを読むべきだ。しかしこの世の中の心理は「描かないよりは描かれた本の方が尊い」というものだ。とにかく売れない本を刷るので、部数もそれなりだ。60部でどうだろうか。これなら懐に致命的な金額にはならない。峰打ちだ。そして印刷方法はオンデマンドだ。オフセットはもっと強い絵師がやるものなので300部くらいする人間が検討すれば良い。

 

さて、まず今までどの印刷所で刷っていたかというと、STARBOOKS様だ。おちおち足を向けて寝られない。滅茶滅茶なデータ入稿や、締切を3分すぎて狼狽した作家に電話で対応するのは大変なことだと思う。実にありがたい。印刷の華麗さはよくわからないので語らない(そもそもこの判断基準が作家としてどうなのか、という事だ)。とにかくここは〆切が遅い。3日前で通常入稿なのだ。日曜イベント、木曜入稿。このルーチンに慣れすぎて、入稿からイベントまでお品書きを準備する習慣がない。本当にありがたい。そしてこの〆切日から早く入稿すると料金がどんどん割り引かれる。他社の通常の入稿がここでは早割になる。この制度を使えば他社と遜色ない値段になるだろう。あと紙が豊富。

 

と、こんなところで初めは筆を置こうと思う。まだ一社しか検討していないが、最初に本を出すなら私はここで良いと思う。オンラインで大体完結するし。予約システムも分かりやすい。大きな問題なく絵を描けば同人誌になるだろう。

ここから更に今回の本の条件で他社の比較をしていく。こんなことをしている間にも冬コミの締め切りは迫っているのだけど……。