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cintiq16を買った

液タブを買った。

理由は特にないけれど、買いたくなったからだ。板タブを使って早7年になる。絵を描く時の汗、絵をけなされたときの涙、描きたい絵が描けなくて噛み締めた唇の血、お腹を満たすラーメンの汁、眠気を覚ますコーヒーの雫、寝落ちした時の涎寝落ちして起きた時の欠伸の涙眠気を覚ますエナドリその他諸々が染み付いた唯一無二の相棒だ。

そんな相棒を手放して液タブに手を出すまでにはかなりの時間を要した。数ある中華製液タブとの比較、実際にワコムストアに馳せ参じての試し書き、ネットショップでの値段……しかし液タブの低価格化には拍車がかかっており、なんかもう仕事は嫌だしこれくらいなら払えるぜと気が大きくなったので(なおこのあとに諸々の大型出費が待ち構えている事を忘れており今死んでいる)昼飯を片手にスマホで大型出費をカマしたのだった。

 

カマしたは良いのだけどこのcintiq16、あまりにも発売日から日がたっていないのでネットに参考記事がない。買ったという報告のそのさきを聞きたいのだ。なのでそんな迷える子羊に向けて自分の買ってからのセッティングを紹介しようと思う。ちなみにPCの知識量は全く無いです。

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◯届く〜接続

その情報の少なさゆえcintiq16がどのような接続を要するものなのかを事前に調べることはできなかった(スペックを見ろ)。しかし届いてみれば接続は容易でありワコムはこの容易さにかまけているなと思った(事実同封されている説明書はIKEAのそれのように文字がなく、3ステップで終わるものだった)。

封入物は

・液タブ本体

・ペン

・三又のケーブル(HDMI、USB、電源)

・コンセントにさすケーブル

これだけだ。

つまりセットアップは液タブにケーブルを挿し(挿し口は一つ)三又に分かれたもう片方のうち二つをパソコンのそれぞれ対応するところに挿し、残りはコンセントに挿すケーブルに繋げればそれで終わりである。簡単だ。

あとはPC内の旧ドライバ(自分の場合はbambooのドライバ)をアンイストールし、最新のものをインストール。その後ペン設定やタッチの設定を煮るなり焼くなりすれば良い。

ここまではスムーズ。しかしここからは少し面倒だった。

 

◯クリスタで描画する

液タブを買ったからには絵を描かなくてはならないので 早速クリップスタジオを液タブに表示させる。と、何か文字がぼやけた感じになる。慌ててクリスタをほかのモニタにドラッグするとそこでは普通の表示になっている。つまり液タブの何かがおかしい。

そこで液タブにブラウザを表示させるとこれも普通に見られる。つまりクリスタを液タブで表示した時のみなにかキャンパスがぼやけてしまっている。

クリップスタジオには公式のもうけたネット質問箱があるのだが、この不具合に関しては報告がない。近しい例ではWindows8.1でcintiq pro16を使った時に同じ症状が出ている。が、この解決法は8と10の違いで試せなかった。

試行錯誤の結果、PC側で液タブの画面表示設定を「150%(推奨)」から「100%」にすることで解決した。

おそらくクリスタのみ液タブ上でウィンドウが拡大表示されており、これに伴うぼやけが発生していたらしい。もしお悩みの方はお試しあれ

※おそらくこれは急場凌ぎであり、この画面表示設定はクリスタだけでなくブラウザその他にも適用される。ブラウザは液タブに対していい感じに拡大がなされていたので、大きめの字で快適なブラウジングが出来ていた。これも普通の表示になってしまうので少し液タブ上でのブラウジングはしづらい。まぁ絵を描くために買ってるしな!と割り切っている。

 

他にも問題は起きていて、これは特殊な例だけど液タブをPCにつなぐ際何かしらの出力ポートを使用する。元々モニタを三枚使っていたのでここに液タブが加わり使用モニタは計4枚になったのだが、PCのキャパが追っつかなくなった。ポートが足りないのだ。これはUSBをHDMIに変換するケーブルを買ってそこにモニタをつなぎ対処したが、あまり褒められる形ではないらしい。まぁいざとなればテレビをSwitch専用にするという手もあるだろう。

 

と、つらつらと書いてきたがこの時点でおおよその問題は解決している。ここまでが週末の出来事だ。液タブは順調に稼働しており落書きが捗る。自分はわりと良いタイミングで買ったと思っているが、もし悩んでいる人がいたら買ってしまえばいいのだ(無責任な!)

 

あと残る問題はキーボードの位置が決まらないことで、これは近々キーボードアームやスライドレールなどで解決しようと思っている。とりあえず今のコンタクトの空き箱を使った対処はあまりにも場当たり的だ。

 

とりあえずこんな所で。また配置など変わったら紹介したい。こういう機材紹介は好きだ。最近復活した「ニコマスとP」というwebマガジン(何を隠そう取材を受けたことがある)には定期的にニコマスPの機材を特集したコーナーが載っていて、全くゲームキャプチャとかしないくせに熟読していた。

 

ではでは。