続けてもいいから嘘は歌わないで

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耳かき音声で眠りに落ちる

ASMRと呼ばれるジャンルにあまり詳しくはないのだけど、気持ちいい音声の総称だということは知っている。在宅中常に音楽を流している民なので、雨の音とか焚き火の音とかを聞いたこともある。

ある日TLに突然こんなのが流れてきた。

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上坂すみれの耳かき音声である。押しも押されぬソ連声優の名前は私だって知っている。

話は変わるが在宅勤務の昨今、昼休みの1時間に何をしているかと言うとベッドに横たわっていることが多い。眠いから。

つまりこの1時間で耳かき音声を聞けばいいのではないだろうか?なにが「いい」のかはわからないが、少なくとも耳かき音声は机に向かって座っている状態で聞くものではないし、このまどろみというのは耳かきシチュエーションに合っているのではないか?

 

そうと決まれば話は早い。善は急げという。昼食を腹に収めベッドにスタンバイし、試聴動画を再生し始めたのであった。

と、耳かき音声というのはその名の通り耳かきをされる音声であり、別に語りが入るわけでもない。俺の耳は唐突に和室にあり、そこに上坂すみれ(和服猫耳)が入ってきて唐突に耳におしぼりを当てられ細長い竹の耳かきを使って耳をかかれる。そんな様子が左右を行き来する声と衣擦れと吐息で描かれる。体感吐息が一番多い。本当はもっとちゃんとした設定があるらしいけど、試聴動画ではそこまで語られない。

そんな音声を寝っ転がって聞いていると、なんだかすべてがどうでも良くなってくる。というかもはや耳かき部分が要らなくなってくる。息遣いだけで十分成立するんじゃないか?シチュエーションは謎だが。息遣いがすごい。頻度だけならダイハード終盤のブルース・ウィリスくらい息をついている。

 

結果、いつの間にか寝ていたし、昼休みは10分ほど寝過ごしたし、40分後には上司とオンラインで仕事について話していた。社会人とはそういうものである。