続けてもいいから嘘は歌わないで

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結婚式に出る

結婚式に出た。出るのは二度目だ。同世代的には少ない方だろうか。人はいずれ爆発的に結婚式に呼ばれることがあるという通説みたいなものが流布しているが本当だろうか。とにかく蝶ネクタイを締めてご祝儀を持って式場に乗り込む。

今回は新郎も新婦も知り合いなので、式場にやってくるのは6割型知り合いだ。いつも会う人。会わないけどネットで見る人。ネットでも見ない人。知らない人。色んな人がいる。色んな人と会話していると式が始まる。チャペルで神に見られたりする。神とか信じていないけどチャペルで演奏が始まるとうおーとなる。建築と音楽は偉大だ。見知った顔がバージンロードを歩いている。キリッとした顔をしている。えらい。カメラでそれを撮影する。

式が終わり披露宴が始まる。映像が流されるので緊張する。映像は前々から入念に準備をするのに披露時に時間軸があるから変な感じがする。絵だったらもう描き上がれば終いだし緊張することもないし(まぁ言いつつするけど)、逆に音楽の演奏ならその場の出来というのがあるのでまた別の緊張がある。映像は出来上がり済のものを流すのでなんかひぃ~という気持ちになる。とにかく披露宴中3回ひぃ~となりつつ、写真を撮ったり撮られたりする。披露宴は楽しい。お祭りだし。結婚式ってオフィシャルな場と捉えるけどかなりプライベートなものだ。人生の中でここまでの人を集めて且つプライベートな場ってないかもしれない。みんなが参加してプライベートにしている感覚がある。それはすこし部活のような半開きの場かもしれない。知り合いが多いからそう感じただけかもしれないけど。いや、そうかも。披露宴の最後になんか名前を呼ばれてしまう。へらへらお辞儀してしまい申し訳ない気持ちになる。もうそろそろそういうのはやめなさい。

二次会が始まる。喋る喋る。話題が積み重なる。好きなアニメ好きなゲームおもしろエピソードあれがしたいこれがしたい…近況が全くわからない。なんなんだ。何をして生きているんだみんな。ライフプランはどうした。別にそんなことは二の次だ。今期何見た?という会話をずっとしていよう。無責任な話で名前もない花を咲かそう。いずれそうやって夜をまた使い果たそう。