続けてもいいから嘘は歌わないで

同人作家の同人以外の雑記が主です

日記(ミールスとファルーダを食べる)

9/9(金)

平日の終わりには浮世離れしたものを食べたくなる。そして御茶ノ水は縁深くもないが、やはり人並みに立ち並ぶ本屋や古書店市には足を運んだことがある。つまり御茶ノ水で異国飯を食べようと思ったのだ。

御茶ノ水のグルメといえば丸香であのうどんは唯一無二だ。しかし異国飯を探すとなかなかに多い。ふらふら歩いていると「南インド料理」と書かれた看板が目に入った。反射的に入店する。三燈舎というお店らしい。

ミールスを頼む。来た。

わんぱくな佇まいのミールス



ミールスとは定食である(ちゃんとした定義はWikipediaでも見て)。サンバルという酸っぱいスープをすすり、カレーをチャパティですくい食べる。思ったより辛い。特にチキンカレーはなかなかである。コンビニのデリーのカレーより辛い(デリーの店のカレーは更に辛いが)。魚のカレーがマイルドに思える。南インド料理では魚のカレーが多い(気がする)。御茶ノ水にはもう一つうまいインド料理屋があり、バンゲラズキッチンという店だ。写真禁止だったのでおいしい以外に情報が伝えられないが…確かビリヤニが壺に入っていた気がする。また行きたい。

まぁここのミールスもおいしい。しかもサンバルとご飯はお替りできる。厨房の巨大な炊飯器ではシルエットが長いお米がほっこりと炊けており、家に持って帰りたくなるくらいだ。しかしお替りでとどめておく。お代わりするとおなかもいっぱいだが、ここでファルーダを頼んでいく。
ファルーダとはパフェのようなものだ。アイスとココナッツミルクと特徴的な麵状の寒天?的なものが器に積層して盛り付けられている。詳しくは玉置標本さんの記事を見てほしい。そこで名前は知っていたが、食べるのは初めてだ。いざ来たファルーダはまさにパフェだった。味はチャイと桃。ハーゲンダッツの季節限定味のようなオシャレさだ。食べるともちろんうまい。チャイの味がよく感じられる。もちろんファルーダの触感もしっかりと口で味わえ異国情緒が増幅されていく。

ファルーダ



おいしいなぁなんて食べていると結構お客さんが入ってくる。店内もおしゃれだし人気なのかなと思っていたが、後日調べると孤独のグルメに出てきているらしい。メキシコ人の叔父がNetflix孤独のグルメを見ているので「うま~い」という日本語を松重豊風に発言できる、と母が言っていたがそんな情報が頭をよぎった。やはりメキシコでもアームロックでインターネットがキャッキャしているのだろうか…。
大変満足して店を出る。やはりよくわからないご飯は心を豊かにしてくれる。