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FRENZ2022お疲れさまでした(イベント感想編) #FRENZ_JP

frenz.jp

9/17,9/18の二日間にわたり新宿ロフトプラスワンで開催される映像上映イベント『FRENZ2022』に参加させていただきました。コジエズとしての作品上映は1日目の昼の部。観覧としては全日通しで参加をしました。

感想を要約すると良かったな~~~~とバカでかい声で叫ぶだけなのですが、もう少しちゃんと伝わるようにつらつら書いてみます。まずは作品のことは置いておいて、イベント全体について。願わくば他の方々も感想をどこかに公開してくれると嬉しいです。公開済みの感想は…もう食っちまったよ。

 

前回のFRENZイベント感想↓

firstlot13.hatenablog.com

 

○FRENZが開催できてよかったね

まずはこれに尽きる(壇上では言いませんでしたが3年ぶりの開催本当におめでとうございます)。あの場はああいう過剰な場なので(映像甲子園優勝校の監督が『映像は密です』と言ったのは記憶に新しい)感染対策を案じた上で開催するのは難しかったと思う。フードスペースを分けたりギリギリまで席を間引いたり、アルコール除菌もたくさんやって開催にこぎつけるその運営さんの熱意をひしひしと感じました。参加者もそこを汲んで円滑な、偽障害を引き起こすほどの円滑すぎる対応をしたんだと思います。本当に良かった。

 

○新しい出展者がたくさん!

3年ぶりなのに(だから?)新風が吹き込みまくっている。台風もそういうことか。そして新風の出どころが過去の映像への憧れというケースが多いのも特異なことだと思う。クリエイションの輪廻が眼の前で行われることほど創作意欲を刺激されることはない。

 

○俺はこんなきれいな感想が書きたかったわけではない。いや、もっとこう煮えたぎる地獄の釜みたいな熱気がこのイベントにはあるんだけど全く文章で表現ができない。うーん、難しい。とりあえず全部の出展者を今見返している。そうすると全員について(これは嘘偽りなく全員についてだ)壇上で語られたこと実際にお声がけして聞いたことなどが蘇ってくる。制作の経緯。モチーフの意味。自ら掲げたハードルの高さ。過去の自分への思い。他のタッグを組んだ方への思い。参加者への思い。イベントへの思い。様々な思いだ。意味ではなく、思いを感じる…そう意味とか意義とかではなくFRENZで一番俺が感じるのは思いだ。映像という枠はとてつもなく広く自由で、だからこそ多種多様な映像がFRENZには出展されている。飽きることがない。そんなごった煮なイベントを大きく貫くのは思いという一本軸だ。素晴らしい映像の技術とその裏にある思いは同時に服用すると独特の酩酊感を生じさせる。

(カルピスを飲んで落ち着いています)

大きい話をすると感情が大きくなってしまうので個人的に楽しかったことを書きます。

○いろんな席で映像が見られた

今回座敷席がフード席になったことで初めて座敷席から会場を見渡せた。登壇者と同じ目線で話を聞くのが楽しかったです。でもやっぱり音を浴びるなら真ん中のとこが一番ですのでみんな真ん中に座ろう。登壇者は通路に面したところに座って、上映はカウンターのとこで腕組後方制作者面してみると気持ちいいぜ。

 

○音を浴びれた

FRENZは映像イベントであり音響イベントでもあるので音は大事。特に低音は数年前から十八番になっています。今年はうみおとさんとMrさんの映像と音のマッチングが良すぎてめちゃくちゃ縦ノリしそうになったので、FRENZ2023ではもうスタンディング席を設けて俺を暴れさせてほしい。

 

○映像制作グループがいい

壇上に上がる映像制作グループがお互いに謙遜し合うあの感じ私は好きです。リスペクトが互いにある幸せ空間なので。作品を振り返りつつ未来を向いている感じからしか接種できない酵素がある。

 

○いい空気吸ってる

これは川上稔用語なんだけど「いい空気吸ってんな~」という言葉がある。これは場の雰囲気とか関係性とかに直接コミットせずともそのぬくもりを感じて出てくる言葉なのだけど、この言葉はFRENZにピッタリ当てはまる。コミケとかもそうなんだけどそれを凝縮したような感じがある。特に深夜~早朝にかけての気怠い高揚とでも言うような創作への意欲、高ぶった思いを感じる空気はまさに「いい空気」だ。そういう空気を吸うために会場に足を運んでいます。

 

という感じで。また会場で新作が見られると良いなと思っています。

 

作品制作への感想は以下

firstlot13.hatenablog.com