続けてもいいから嘘は歌わないで

同人作家の同人以外の雑記が主です

日記(クラフトビール・インジェラ)

9/10(土)

普段いかない街で集合。北千住である。なぜ北千住か。それはクラフトビールを飲むためだ。オモコロでジューン・レイ氏がプレゼンしていたびあマである。

ここにはクラフトビールが所狭しと置いてあり、イートインで飲める。かつカウンターでは生ビール状態でクラフトビールがいただけちゃうのだ。素敵である。そんな素敵さを享受しようと友人4人でやってきたというわけだ。

イートインは持ち込みも可なので、各々食材を持ち寄る。この時点でケバブとサモサ(インド料理屋で時々ある揚げコロッケみたいなやつ)が登場する。なんなんだ。

しかしクラフトビールはそれを超える味のバリエーションだった。IPAはわかりやすくビールだが、他にもなんだか甘かったりさわやかだったりチューハイもかくやという飲みやすさのビールがたくさんある。おさけがいっぱいあるとたのしい。

とくにアメリカのビールはジャケが強烈なものが多いような気がする。スペインのとかも行ったけどわざわざビール飲まなかったしな~。とか言いながら瓶で4000円超えるビールを見たりしていると時間はすぐに過ぎていく。とりあえずカウンターで3種の試飲セットを頼むとクラフトビールの世界に触れることができるのでおすすめです。でもなんもわからんので店員さんに色々聞くといいと思う。時間帯のせいか忙しそうだったけど。

と、まぁ4人で話しているといいころ合いになってくる(まだ16時くらい)。ここらで次の目的地へ向かうこととする。

 

それはアフリカ料理「リトルエチオピア」だ。有識者の友人が見つけてきたアフリカ料理屋である。店につくと前で黒人の親子がわいきゃいしている。なんだか様々な積み下ろしも行われている。有識者の友人が聞くところによると開店を待っているらしい。積み下ろしはどうやら大量の食材をバンに詰め込んでいるようだ。おそらく付近のコミュニティに仕出しをしているのではないか?以前ニハリをバングラデシュ料理屋に食べに行ったとき、対外的に料理を出しているけどほとんど付近の同国出身者コミュニティで消費されちゃうんだよねと片言で聞いたことがある。それと同じだろう。

時間になり店が開く。アフリカの親子と同時に入店しメニュー表を開くとまったく意味が分からなかった。うーん。有識者の友人曰く「インジェラ」と言われる発酵食品(ヨーロッパで言うパン)をいろんなものにつけて食べるシステムだそうだ。インジェラは無限に出てくるらしいので、とりあえず適当に見繕って頼む。ついでにエチオピアビールやエチオピアジンも頼んでおいた。これでもう気分はエチオピアだ。そして、料理が来た。


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なんだこれは。巨大なお皿にインジェラが敷き詰められており、そこにどんどん各種料理が盛り付けられていく。まずインジェラを食べる。すっぱい!そしてほんのり苦い。発酵食品だな~という味がする。でもとがったパン屋(?)でこういうパンもある気がする。とにかく提供される料理(ほぼ煮物)にインジェラを浸し食べてみる。

……なかなかいける。なかなかどうしていけるのである。インジェラの酸っぱさが煮物の濃い味にマッチして不思議とうまい。それをエチオピアジン(濃い)で流し込むと、そこにはエチオピアがあった。


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さらにウーゾという現地の蒸留酒を飲む。アルコールの生の味が口に広がる。うっとなる強烈な味だ。友人とも意見が一致したが、これはトルコで言うラキに近い(友人も俺もトルコに行ったことがある)。日本で言えばどぶろくだろうか?洗練されていない蒸留酒といった感じだ。ちなみに異国飯でお酒は結構危険牌である。ロシア料理屋でクワスというお酒を飲んだが野性味があふれる味だった。基本的に海外のお酒は野性味がすごい。獺祭が日本酒で好き!という人はあまり手を出さない方が賢明だろう。

https://www.syokuraku-web.com/column/74019/

クワス情報です。

 

お店は結構にぎわっており、大半が日本人だった。黒人の子供は店を駆け回って遊んでいる。お店は日本語が通じる(もちろんこちらが頑張るという前提がある。あちらも頑張っているのだから)ので興味がある方はぜひ。

帰りは江戸川を越えて帰った。初めての体験をした後の夜風は気持ちいい。


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http://www.sawanoi-sake.com/magazine_sawanoi/10346.html

ちなみにエチオピア飲酒情報。蒸留と発酵という技法が全世界で普及しているのは面白い