続けてもいいから嘘は歌わないで

同人作家の同人以外の雑記が主です

日記(岡本太郎/タローマン)

起きる。最近夜すぐ寝てしまうようになって睡眠時間は増加している気がするがそれでもすっきり起きられない。そんなことは良くて。岡本太郎展に行く。
意気揚々と電車に乗ったところで気づくが、集合時間を1時間早く勘違いしていた。まぁ遅いよりはいいか…。半分寝ながら上野に向かう。
上野駅の公園口は改装されて改札から道を横断する必要がなくなっていた。人通り多いから構造上すぐ混雑するなと思っていたので嬉しい。その日もかなり人がいた。天気も良くて紅葉も進んでいる。1時間をどうつぶそうかと駅の上や上野公園内のスタバを見てみるも気が載らず、結局コンビニでおにぎりを買ってベンチで食べた。500円くらい浮いたとも考えられるが、おにぎりも値上がりしてるなぁ。140円くらいかかるし。日光があったかくてベンチも快適だった。来月の冨樫義博展の予約が解禁されたのですぐ行う。如実にサイトが重くなってたが希望の日程で予約が取れた。行くまでに幽遊白書読んどかないとな~。コンサート関係者らしき外国人とか上野動物園に向かう親子連れなんかを見ていると友人が駅に到着したので合流。岡本太郎展に向かう。美術館の中では複数の展覧会が行われており結構混んでいた。
岡本太郎は前々から結構好きで青山の記念館も川崎の美術館も行ったことがあった。なので今回の展覧会は新しいものを見ようというモチベよりもまた見直そうという気持ちの方が強かった。あと、そんな人間を展覧会に来させる巨人、タローマンである。
タローマンはNHKで放映されていた5分番組であり実はリアルタイムで追っていたわけではなかった。しかし多数のミームを作り出していることはTLからも伺えかつそのタイミングの展覧会ということもあり、展覧会の前日に視聴をしていた。タローマンは偽史であり私は偽史が好きなのでとても楽しめた。またストーリーも後半はヒーロー物の定石をことごとく外しており「べらぼう」「なんだこれは」というキーワードをうまく調理していたと思う。
で、そのタローマン効果なのか展覧会には子供連れも多くタローマンに出てきた絵やオブジェと写真を撮ったりしていて微笑ましかった。自分は知っている絵を他人が楽しんでる光景は見ていて気持ちがいい。岡本太郎展は物販もやけに充実していてちょこちょこ欲しい物を買った。満足して展覧会を見終わり昼ごはんを食べる。フォルクスでもりもりサラダバーを頂いた。揚げ物とか食べるのに覚悟がいるという話をする。サラダバーが進む。
それからNHK放送博物館に向かう。もちろんタローマン放映の本丸でおこなわれているタローマンの展示を見るためだ。放送博物館愛宕神社の脇にありなんだかすごく高所に位置している。不思議な地形だと思いながら坂を登り入場する。
放送博物館NHKの放送の歩みを紹介する常設展とタローマンのような企画展からなる。両方無料なのでありがたく見る。常設展もかなり魅力的だったが、そんな戦前からの放送の歩みの中にフッとタローマンが差し込まれるので笑ってしまう。タローマンの展示は劇中の小道具や設定上存在するタローマンの前番組の着ぐるみなどが展示されており、ちゃんと気をしっかり持たないと『懐かしいなー』という郷愁を抱いてしまう良い展示だった。さらっと当時のブラウン管にタローマンソーセージの広告が流れているあたりが本当に危ない。岡本太郎自身もNHKには出演しておりその台本があるあたり確信的に騙しに来ている。展示室にはかなりの人が集まっており、タローマンの人気が伺えた。

つつけばいいんだよ



タローマンの嘘に加担し終え夜飯。串かつのリクエストがあり目についた店に入る。思ったより小さい店でオーナーが一人でぶん回す店だった。予想とは違ったが、味は良かったしそこまで高くもなかった。リピがあり得る。その後は立ち飲みバーでウイスキーをやりながらアニメとソシャゲとインターネットの話をした。絵を描き始めた友人が絵上手友人に教えを請うていて、使っているクリスタの素材を色々見せてもらった。こんな素材があるんだなぁ。
久々に酔って電車帰宅。その後は同じメンバーでスプラフェスに興じた。