続けてもいいから嘘は歌わないで

同人作家の同人以外の雑記が主です

日記(鍾乳洞・猪苗代湖・M-1ツアー)

某日

新幹線で福島に向かう。駅弁で山登りの「海」を買い込み、座席に収まる。静かに新幹線は北上を始め、駅弁を食べ終わるころには白河の関が目前となっている。

郡山駅のホームに降りるとさすがに空気が冷たい。まだ雪が残る駅前ロータリーを通り抜けレンタカー屋に向かう。今回は友人とレンタカーの旅である。ePowerハイブリッドという乗り慣れない車種に乗り込みとりあえず乗り回してみる。始動が電気で走り出すとガソリン駆動になるという触れ込み通り走り始めと走り終わりが非常にクイック。そこらの軽自動車よりは乗り回しやすい。満足して、パーキングブレーキの確認をしたりして、いざ出発する。太い町中の道が次第に細くなり、家々の間を細く抜ける道をつらつらと走る。向かうのは友人が以前行ったという鍾乳洞だ。家と田畑にはまだ雪が残っている。昨今の小学館問題や、ロマンスの感想を話しながら車は鍾乳洞に到着する。隣には何と天文台もある。福島は空気がきれいなので天体観測スポットでもあるらしい。鍾乳洞はほぼ我々だけだった。というか雪の影響で先週営業開始したばかりという感じ。せっかくなので冒険コースというわんぱくな名前道に足を踏み入れると、想像以上に道は狭く、暗く、何より腰を狙い撃ちしてくるような低さだった。ヒーヒー言いながら進むと最後に大広間のような空間がひらけており確かに圧巻。

鍾乳洞を抜けると昼時だったが、併設のレストランにはめぼしいものがなく、まあせっかくだしと街に戻りつつラーメンを食べに行く。郡山ラーメンである。ChatGPTに人気店を聞いて向かいがてら友人のAI利用事情を聞く。友人はコードを書くのでそれはもうAIをぶん回しているらしい。いわく個人のローカルにAIを住まわせデータをひたすら流し込む事で今後完全パーソナルなAIを育てているのだとか。俺はどうにもイメージしきれないところがあるのだがそういうことが普通にできてしまう時代なのだ。

はたしてラーメンは美味くチャーシューが絶妙であった。満足してその脚で猪苗代湖に向かう。峠道を延々と曲がり続け山を越すと平らな湖畔の道に出る。何度見ても猪苗代湖は巨大である。空の色をいっぱいに映す湖畔を見ながら、車を走らせる。こうだよな。こうこなくっちゃ。湖畔の売店に車を停め、じんわりと寒い湖を見に行く。湖には大量の白鳥がいて人の声をかき消すほどに鳴いていた。そんなに?この時期は越冬のために猪苗代湖は白鳥で混み合うらしい。あとガァーッという鳴き声は、白鳥がカモ科だからそうだ。そうなんだ。


猪苗代湖の広々した、そして少し寒寒としたレイクハウスを冷やかしてまた車に乗る。山間を抜け街へ戻る。クルマを返却してサクッとチェックイン。そして向かうはM-1ツアー福島である。

会場への道を歩くとどこからとも無く若者が集まってきてそれらは大きな列となり会場に吸い込まれていく。福島の会場は巨大で、一公演なのも分かるなーという大きさ。隣の人が芸人の出囃子マニアでずっと出囃子の話をしていた。公演は面白かった。豆鉄砲が圧巻。漫才の全てがパンチラインになっておりあまりの良さに一節をメモってしまった。東京でも見に行きたい。ホクホクで帰る。郡山は思ったより歓楽街がしっかりと形成されていて客引きもままある。土地勘がないのでホテルで割引券を貰った店を探してさまよう。やっと見つけたビルの2階にある店に入りビールを飲む。後ろのサラリーマンが横に倒れていびきをかいており、そんなご機嫌な様子を見ながら馬刺しやカレーを食べる。居酒屋らしい雑多なメニューだが腹にしみるのである。おなか一杯になって会計をしたら、なんと割引券は使えないとのことだった。そういうこともある。ふらふらと徒歩でホテルに戻りがてら友人の誕生日ケーキをコンビニで買う。ケーキはないからエクレアをチョイス。エクレアってなぜか選んでしまうがシュークリームに比べてまだ見つかってない感じがする。甘味を食べながら女子フィギュアスケートのアリサ・リュウの演技を見る。友人がこれはすごいと太鼓判を押していたのだが、見てみると確かにすごい。フィギュアスケートというある種決められた型に沿って行われる流れを自然に自身の身体で生み出しているかのように見せる演技力。うおーとなる。日付が変わる前に就寝。