続けてもいいから嘘は歌わないで

同人作家の同人以外の雑記が主です

雑記

だらしなさをどう捉えればいいのか

◯人の特性をすぐ病気で読み解いてしまう 具体名を出すなら令和ロマンのくるまがADHDに似た特性を持っているように見える、というツイートが1月ごろに散見された。これは有名人だから、ということもあるだろうが、近年よく見るだらしなさをネタにしたツイート…

ミームで会話してしまうことのちくわ大明神性について

Twitterで『会話をミームでしか行えないオタク』というトピックを見た。この言葉は最近の自分の危機感と一致している点があった。つまり俺はミームを使いすぎている面がありそれによる支障も自覚している。本当にいいのか?というか、本当にミームが悪いのか…

自分へのセルフケアとしての購買意欲

買ってよかったものを年末に書くのは美徳とされている。なので今年もやります。 ◯むこうぶち1~50巻 いきなり漫画じゃん。いや、異常に安く売っていたこの巻数の漫画を買う行為は漫画を購入すると言うよりも買ってよかったものに近いとされている。そして実…

クリエイティブ職に就かなかったサブカル系

togetter.com こんなツイートがTLに流れてきた。ツリーで「いろんな人生が集まってきてる」といっていたので返信を見たら一言英語が延々とリプライされており『これがインプレッション地獄…』と思ったけれどそれは置いておいて。 何を隠そう私もこの一人でク…

読んだ本(「目的への抵抗」「愛」)

國分功一郎『目的への抵抗』を読んだ。 話の発端は政治への応答だ。しかしこの本は必ずしも政治の枠組みには収まらない。「はじめに」にあるようにこの本のテーマは「自由は目的に反抗する」ということだ。趣味に少なくない時間を使うオタクとしては「真の自…

自己嫌悪スパイラル

自己嫌悪は消えずに積み重なるのに自己肯定は積み重なったかと思うと消えてしまう。食事に例えるなら自己嫌悪はサーターアンダギーだ。食べた分だけ腹にたまる。ごろごろしている。一個一個がでかい。自己肯定はかき氷だ。口に入れた瞬間は味わいが口の中に…

タワマン文学がわからない

タワマン文学のことが正直分からない。最近単行本になっていたのでざっくり読んでみたけどやっぱりわからないしちょっと嫌な気持ちになった。なんでなんだろう?なんとなくこの「文学」というのが露悪的というか茶化した使い方をされているからのような気も…

感情を表に出す技術

感情を表に出すのは技術だ。技術は使わないと鈍っていく。電車の中で泣き叫ぶ子供を見ると俺はいいなと思う。子供が持っている自分の感情を全身を躍動させる運動として表出させる技術を、自分は完全に失ってしまった。寝れないとか暑いとかそういう感情は運…

性格は一貫したものではない

性格を正確に知ることは難しい。ダジャレを言いたいわけだったのもあるけど目下思ったことだ。自分の性格というのを自分はあまり把握していなくてその点で他人と齟齬がある場合がある。というより性格の一貫性を信じていない節がある。例えば俺は睡眠時間の…

考察できない原体験がある(『君たちはどう生きるか』の話)

世は大考察時代だ。これにはいくつかの理由がある。すべてが不確定な現代社会で個人の価値観が美徳とされることで「価値観を持つ」規範が生まれ、その規範に従うために物事を深く考える必要があるためだ、とか。またはファクトフルネス仕草が良いとされて物…

上半期ベストコンテンツあれこれ

今週のお題「上半期ベスト◯◯」 ちょうどコンテンツお話会をしたので、そこから抜粋して上半期個人的ベストコンテンツを紹介します ◯MV youtu.be この曲でこの演出やろうと思ってこのキャラデザにするの本当に頭のネジが飛んでる。物語をあえて閉じないで予想…

Twitterが終わる

「Twitterはもう駄目」と言われて幾星霜だが最近は本格的にダメになってきている。それはAPI制限でTLが流れなくなることが決定打になっていて、やっぱりTwitterは多くの人にとって発信よりも閲覧のツールで、他人が細切れに言い散らかす言葉の流れるプールに…

自分は空っぽなんだという意識は持っておいた方がいい

自分はマジで大したことはないということは万人が理解したほうがいい。これは卑下しようというのではなく「頭空っぽの方が夢詰め込める」という理論に基づく。何もないということは何でもできるということなのだ。最近2つの記事を見た anond.hatelabo.jp te…

耳障りの悪い言葉

私はひげが生える人間で、かつひげを剃るタイプの人間でもある。なので(できれば)毎晩ひげを剃っている(朝は時間がないから)。で、最近「T字カミソリはひげを剃るだけでなく皮膚を削っている」という文章を見た。あらやだ怖い。こわいけど、本当にそう…

マイナンバーの目的

マイナンバーにまつわる話が面白かった。マイナンバーはそれ単体では効力を持たずマイナンバー+マイナンバーカードの認証により効力を得る。セキュリティの観点からは物理的なマイナンバーカードのほうが大事だ、という話。そうなんだ!と思ったしなら交付…

質的な思想、量的な思想

思想には2面性がある。例えば友人の男性がいたとして、その男性を異常独身男性と呼べるかというと俺は呼べない。彼にはその言葉では包括できない様々なファクターがあるからだ。そのファクターは友人レベルの人間でしか認識できない。では逆に、他人の友人で…

好きは薄い

映画の話より、将来どうしたいとか仕事を通じてどんなポジションを築いていきたいとか、そういう生産的・建設的で夢や希望に満ち溢れた楽しい話がしたい。 — ムッチー (ガッチー&ムッチー) (@Gatchy_Mutchy) 2023年5月24日 上記のツイートを見てうーぬとなっ…

盛る

盛るというのは編集可能性があるということだ。例えば今私はくそでか羅生門の下でこの世の終わりかと思うほどの土砂降りが止むのを2万年にわたって待っている。これは盛った文章で、私は現実と異なる(=盛った)表現を、テキストを編集することで作り出した…

お酒を飲みながら話したことの覚え書き

……――だからさ、個人主義ってのはさ、俺たちがパズルだとして、俺たちの内面を並び替えてきれいな図柄を作り出したいということだと思うのよ。でもそれってある程度パズル自体の大きさや各パーツのの差異はあっても凡人には限界があって、各々の図柄はある程…

利他学会議vol.3「自然とアナキズム」を聴講する

東工大の未来の人類研究センターが行っている利他学会議を聴講した。 www.titech.ac.jp そもそもなぜ聴講したのかというと、利他という言葉は最近にわかに目にするようになっていて個人的にも気になるワードだった。そこにSNSでたまたま利他学会議の話を目に…

日記(体調を崩す)

(私がとらわれていた「しなきゃ」) 私がとらわれていた「しなきゃ」 by LIFULL STORIES 某日 体調を崩した。まぁこれ自体はよくあることでコロナ禍の中でも2回ほど体調を崩し検査を受けて陰性をゲットしている自分なので、とりあえず布団に潜り込むことに…

目的とゲームの「外部」へ

群像に宇野常寛と國分功一郎の対談『目的とゲームの「外部」へ』が掲載されている。その話が面白かったので興味深い部分をまとめつつ書き抜いてみたり。ちなみに群像の宇野常寛の連載についての記事は以下。 firstlot13.hatenablog.com 文中で宇野はハンナ・…

マドリードで日本人ホームレスに会う

今週のお題「行きたい国・行った国」 3年前、コロナウイルスが流行る直前にトルコとスペインへ旅行に行った。トルコで絨毯を売りつけられた話はもうブログに書いたので、スペインであった話を書く。 スペインで日本人のホームレスに遭った話だ。 ↓トルコの押…

手づくりを通して考えること

今週のお題「手づくり」 手づくりというと最近プラモデルを作った。ここで「手づくりってのは素材からものをイチから作ることで、お前はプラを溶かして型にはめていない」という批判もあるかもしれないが聞かなかったことにする。 というかそういう基準に当…

危険なツッコミ性

色んなものに名前を付けてやると迫ってくる人がいる。例えば「ポリコレカードバトル」とか。これが男女の関係についてだともっとひどい言葉になったりもする。書かないけど。そういうものに対して俺はずっと「なんでそんなひどいこと言うんだろう」と思って…

2023年やりたいこと

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」 2023年にやりたいことは資格をとることだ。 今視野にあるのは簿記とITパスポートである。なぜその2つなのかというと、それらに今自分が興味があって、なおかつ考えたいことだからだ。 資格を自分に箔がつ…

決めつけを押し付けるのは良くない

物事に『正解』を出したがる人がいる。そういう人は物事を見て「〇〇って△△かも」と思ってその後何らかの形でその考えを判定する(本人に聞く、ネットで調べる)で、「〇〇ってやっぱ△△だった。良かった~」と安心を得る。 良くないと思う。何故良くないと思…

初心表明(2023年)

あけましておめでとうございます。おめでたいかどうかに関係なく一年はあけていくなぁと毎年思う。 今年の抱負をブログに書いて何年にもなる。ま、具体的なことは何一つ言っていないのだけど。そんな中大晦日に本当に自分がやりたいことを書き出してみた。そ…

M-1 2022の感想

M-1、ここ最近は夏の終わりからオールウェイズ楽しいイベントになっていてYou Tubeにあるネタを追うだけでも時間がかかる。そしてあくまでライブである予選とテレビショーである決勝戦は全く異なるイベントなので、決勝戦だけの話をするのは難しい…。今年は…

意味がないのに不必要に攻撃的で共感を生みやすい文章をやめろ

例に具体的なものを挙げて申し訳ないが、近年のこういうフィクションへの批評もどきみたいなのに真に受けのフリして遊ぶやつ、よくない仕草だと敬遠している。なんかうまくくくれないけど絶対にこういう下世話なカス論評が発生しやすい磁場が存在していて、…