続けてもいいから嘘は歌わないで

同人作家の同人以外の雑記が主です

日記(PAS TASTA・ピーナッツくん・group_inou)

某日

ライブに行くため早いシフトで出社。いつもなら寝ている時間に会社にいる。これほどに早く通勤するとまだギリ涼しい。

仕事を蹴っ飛ばして退勤。週末のオールナイトクラブから眠気が続いており目が痛い。打開策として山手線に遠回りに乗り込み少し寝る策に打って出る。最近寝ることに暇がなく普通にネカフェとかで人と会う前に寝ている。てか通勤退勤も95%は寝ているしなんかもうという感じだ。おかげさまで少ししゃっきりして横浜に向かう。ZeppKTでPAS TASTA&ピーナッツくん&group_inouのスリーマンを見るためだ。横浜駅でロッカーを探して改札内に2回入ることになってしまうも、その後時間貸しの安いロッカーを見つけてしまう。俺はライブハウスのロッカー事情をいつも見誤って過大にロッカーに金を払っている。最寄り駅のコンビニでレッドブルのすだち味を買って飲む。しゃっきりをブーストして会場に向かう。

PAS TASTA&ピーナッツくん&group_inouのスリーマンが去年行われたことは知っていて

正直ピーナッツくんはあんまり知らないのだけどほか2組はやはり勢いがあるし見ておかねばなという気持ちで今回申し込んだ。会場には前回のグッズを身に着けてる人も多くでも全体的に若い客層なのかなと思った。男女は結構いい配分。ドリンク列でなぜかアルコールの列に並んでしまいほろよいを頼むも強いほろよいだったので騙された気持ちになる。フリー入場の時間帯だったので割と後ろの方で待機。ほどなくPAS TASTAのライブが始まった。

PAS TASTAの『THE CAR』は名盤だと思っているので始まりから最高だったしyuigot氏がとにかくギターソロを弾きまくっていてすごかった。このライブの後どこかで「hyperpop的な音楽性を持った電子音楽は世が世ならパンクだっただろう」という文を読んだがこのライブでのPAS TASTAは結構そんな感じがしてロックでパンクだった(なぜかこの感想はgroup_inouのMCで回収される)。こういう人たちが若い音楽を引っ張っていくんだろうと素直に感服してしまった。新曲もよかったし。ただ横のお姉さまはスン…としており代わりと言っては何だがというほどには踊った。スリーマンなのでそういうこともある。

ライブが終わって暗転設営の間トイレに行き、ピーナッツくんを見る。ピーナッツくんはMU2022?ぶりだったけどあの頃からPOP界における格がぐんと上がっていてエンタメ力がすごく、俺のような門外漢でもかなり楽しめた。会場のファン数は一番多かったのではというほど場内が盛り上がっていて、こういう人がジャンルを横断して音楽をやる意味ってすごくあるよなとちょっと感動した(PQとか結構そういう側面があると思う)。あとドープな音楽性がライブハウスだと適度にポップになっており踊れて楽しかった。委員長のドラムン気持ちよかったな…。あと幾多りらのボーカルデータはもはや縁起物である。映像もすごかったしカルチャーの寵児って感じがかっこよかった。

そしてトリはgroup_inouである。結論group_inouが一番かっこよかったし食らってしまった。ネットだと妙な歌詞やAC部のPVで知られる存在だが(そしてそんなノリで俺も見に来たのだが)まごうことなく本人たちの音楽は本気でありそのガチな空気を二人で会場に轟かせる様が本当にテクノヒーローだった。ボーカルの声の質は唯一無二であり複層的な感情が感じられるしそこに骨太な電子音。なんというかすげーパンクでロックだった。最終的にそこから「海が…近い!」という強引なフリでTHERAPYに突入しイルカセラピーを受けてしまった。いや、とてもよかった。活動再開してくれてありがとうという気持ちに早くもなってしまった。

終演後感動のあまりライブタオルを買って帰路につく(青くてかわいい)。横浜駅でやよい軒の気分じゃないかもと思いながらやよい軒を食べて帰った。

 

日記(HIHATT・mogra)

某日

朝からこちゃこちゃと作業。日が傾いたころに家を出るとまだ暑い。神保町のHIHATT POPUPへ向かう。前にTigerMountainという書店でも似た企画をやっていたが今回はtofubeatsの新譜があるのでそのグッズなども並んでいるそうだ。こっそりとその時のHIHATT Tシャツを着ていく。店内には結構人がいた。こういうの独立型書店というのだろうか。時流の本だけでなくいろいろな雑誌やグッズ、バーカウンターまでもがあるおしゃれな店である。POPUPのグッズを色々見てみてまぁ普通に新譜買うかとなる。CDって形があるし音楽も聞けるしすごくいいグッズなのかもと思い始めている。買いたかったポスターは売り切れ。入荷したらまた来ようかな。額さえ買っちゃえばポスターなんてなんぼあってもいい。シルクスクリーンも欲しかったけど見送ってしまった。ステッカーなども買って店を出る。そのまま神保町よしもと劇場の人だかりに目を丸くしつつ『メナムのほとり』へ。知り合いから名店と聞いていたタイ料理屋である。さぼうるのあたりにあるのだがなんと看板にカタカナの記載がなく店の前をしばしさまよってしまった。入店しエビチャーハンと揚げ春巻きを食べる。チャーハンは意外にもトマトベースだったが不思議な甘みがあり美味しい。こういう店は複数人で来たい。

御徒町に移動しなどにチェックインする。御徒町~上野の治安ははげしく終わっていてなんだかすごかった。純粋に若者が盛大に騒いでいた。まぁこんなものなのかも。コロナからの復調の一端なのか夏の訪れなのか。カプセルホテルにチェックインしてサウナに入る。上野のサウナには並々ならぬ思いがあるのでそんなZINEでも書いてみたい。ロウリュは海外の方がやられていて猛烈な暑さであった。水風呂が少しぬるかったがそれも夏である。整ってちょっと寝てから向かうのはmograである。

エビチャーハンで満たされなかった小腹をもりそばで埋め、秋葉原へ。mograの前には結構な列ができていた。行くのはハウスのイベントGROOVUSだ。ハウス、いいですよね。サンクラで初めて意識したジャンルかもしれない。オールナイトイベントだがおそらく最後まではいられないだろう。身体が無理だから。それもあってあらかじめ御徒町に宿をとっておいたのだ。ふふふ。年齢確認をパスして階段を降りると猛烈にハウスがかかっていた。ナイスなハウスが流れると周囲から「夏だな…」という声が漏れて笑ってしまう。本当に夏だ。

クラブは暗くてみんな前を向いているのがいいと思う。同じ状況下で絶妙に互いの不可侵性を守りながらかすかに同期している雰囲気が持っている救いがそこにある。多分。ボーカルハウスやジャミロクワイで爆踊りしているとひょんなことからネットの知り合いの方と話すことになった。クラブで人と話すなんてほぼ初めてなので、夏の余韻で注文したテキーラサンライズを片手に30分以上話し込んでしまった。ふらっときたイベントに知り合いがいて少し話すなんて素敵な夜である。VJの話とか自分が触れてない世界で面白かった。午前2時過ぎにフロアに別れを告げ宿に戻る。御徒町の治安は引き続き悪く、ナンパ師が女の子の行く手を阻んでいたり相席屋らしい店の前で男が女を張っていたりした。どういうことなんだ。カプセルに潜り込みうっすらと寝る。

某日

思ったより早く目が覚めてしまいフラフラのままなんとか店を出る。朝の御徒町は臭い。台湾の市場の香ばしくないにおいがする。そのままコメダで漫画でも読むかと思うもすでに7組待ち。海外の人も並んでいた。仕方なくガストでモーニングを食べてぼーっとする。ほんとに眠いので昼前には帰宅し、ぶつ切りに昼寝をするなどした。

日記(M-1ツアーファイナル・冷やしカレー)

某日

M-1グランプリツアーファイナルを有明に見に行く。友人と組んで2公演当てることができた。仕事を後ろ回し蹴りでぶっ倒して有明ガーデンアリーナへ。初めて来るハコである。周囲はかなりの人だかりで、キャパを見ると七千人くらいは入るらしい。昼夜で一万五千人。蓮見、どう思う?入ると他の会場とは違いフォトスポットなども充実している。さすがにトロフィーは撮影。愛・地球博以来の移動式撮影タイムだ。俺たちが地方公演に行って落としたお金でこんなことが出来ているなと感慨深い(そうか?)。暫定BOXのフォトスポットは、可能ならキングオブコントツアーであのマントを羽織れる形式でもやって欲しいなと思った。

会場内の舞台の作りもなんなら今までのライブで一番凄かったかもしれないくらいに作り込まれていた。うーん。開場前に流れる芸人の恋模様の番組の映像にキッとした顔をしたりしていると開幕。映像も演出も新規で作り直していて気合が違う。

出演が多い分ネタ尺は短めだが、演出も相まってお祭り感は強かった。2公演通してで言うと大王、生姜猫、スタミナパン、豆鉄砲、例えば炎、ミキ、真空ジェシカ、たくろうが面白かった。設定的には生姜猫がずっと面白かったし三人でやる意味のあるネタで素晴らしい。たくろうのちょっと違う形の漫才もかなりしゃべくり感があり良かった。スタミナパンは麻婆の使い方が堂に入って来ているし、豆鉄砲は「有明にも夜は来るよ」という台詞がよい。大王はネタはネット上でも在る気はするが、このネタをもう誰にもさせないぞと言うくらいボケまくってて良かった。ミキはもう何やったって漫才になるんだからそれでいいのだ。

ライブの最後は華やかにテープが発射されマジでびっくりする。初めてテープが降ってくるレベルの席にいたのでゲット。うれしい。

幕間の間有明ガーデンでうどんを食べたりする。ライブの客数を差し引いても結構人がいて、有明に住んでいる人ってこんな感じなのかなとか思う。俺が学生の時に地下のフードコートにいた時間をここで過ごしている人がいる。不思議。

2公演見て人ごみと共に帰る。友人の指示に従って歩いたら見慣れた国際展示場駅に突然到着して面白かった。ゲームのマップで無目的にうろうろしてたら初期の村につながってたみたいな感覚。

某日

在宅の日。噂に聞いていた近所のラーメン屋に行こうと自転車で出かけるも道を間違えて30分ほど自転車をこぐ羽目になり、結局ラーメン屋も結構並んでいては入れなかった。まぁどっちみち昼休みの時間には戻れなさそうだったし…。泣く泣く帰宅。転んでもただでは起きないぞと前日に見た長谷川あかりの冷やしカレーのレシピを作ってみる。非常に美味しかったのでリピ決定。知り合いにも吹聴する。これが信仰である。

www.ntv.co.jp

 

日記(動物園・モバイルバッテリー)

某日

動物園に行く。なんだか動物園は水族館や植物園よりも子どもっぽい感じがありあまり行くことは無い。あの水族館の大人デートっぷりは何なのだろう。暗いからか。植物園も渋谷のなんてかなり人がいた(カフェがあるからかもしれない。女性が多い)。その点動物園はなんだかファミリーな感じだが行くと動物の多様性ってマジで凄いなという気持ちになる。シマウマ1頭見ても、体表のねじれに沿うシマの入り方やまずサバンナで白黒の縞々であるという事実を感じてかなり面白い。キリンも異様に首が長いし伏し目がちな目がうるうるしている。サイの皮膚のテクスチャと首周りの造形もすごい。見るものには事欠かないのが動物園である。いかんせん屋外なので太陽に晒され途中で休憩スペースに入る。数々のファミリーが椅子に寄りかかる中。向こう隣でおじさんがロックアイスを持ち込んで宴会をしていた。まあ年パスの値段を考えれば居心地のよい場所が年中あるというのはいいのかもしれない。ともすれば彼らも動物園の展示の一種なのかも。人間は心地よい気候だと酒盛りをする習性がある。

嫌になったので夜行生物館に行く。予想通りひんやりした室内でマーモセットを見る。マーモセットは小さいサルだが顔がなんだか人すぎる。マーモセットみたいな顔の人、いるよな。

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帰りに寝ているバクを見たりして帰る。動物園、オススメです。

某日

部屋の整理をしていると昔使っていたモバイルバッテリーがもよんと膨らんでいた。昨今モバイルバッテリーによる火災もあるのでどうにか処理したいなと思ったので調べると住んでいる自治体は膨らんでいるモバイルバッテリーを回収してくれるらしかった。めちゃくちゃありがたい。さらに色々な電気小物をわんさか役所に持ち込み、バサバサと捨てる。カメラのレンズとか電動歯ブラシとか。住民税払っててよかったなと心から思った。

 

日記(うな巻き・外気温)

某日

ラーメンを食べに行く。幹線道路をたらたらと走る。いつもはSpotifyを流すけどラジオを流す。車内でもサングラスをかけないと日差しがまぶしいほどだ。ラーメン屋は昼時なので混んでいた。油少なめを食べる。車に乗っているため胃腸をいたわってのことだ。おいしい。ねぎの辛さが油の甘さと絡んでベストマッチである。帰りに車に乗り込むと中は灼熱だった。空調を一気に利かせると何も聞こえないくらいうるさい。帰る車から見える空には入道雲がずどんと鎮座していて夏気分だ。

某日

東京駅で飲酒。エキナカにモノが多すぎて逆にあまり店に入ったことがないので何もわからないままうろうろする。東京駅の天高の低くて日本のいろんな味の店がある感じは少し空港っぽい。魚の店に入ってみる。ウナギのシソ巻きがおいしかった。

見た目はへにゃっとしている

八重洲口から外に出ると夜だからか少し肌寒かった。八重洲口のバス乗車口は旅情を感じて好きだ。

某日

家を出ると朝の空気はまだひんやりしていて、日差しだけがほのかに暖かい。寒さ暑さにこんな機微を感じるのは久しぶりかもしれない。昨年の夏の、熱波がすべての景色を白く塗りつぶすような暑さから思うと非常に風流な暑さだといえる。こういう朝が子供のころはよくあった。始まりを期待させてくれる朝。社会人にはついぞそんなものはないが。

帰りにチョコザップを出ると風が涼しい。トレッドミルで爆裂にかいた汗が気化していくのを感じる。帰りしなに巨大な公園に寄ると高校生?が水風船をぶつけ合って遊んでいた。あと犬の飼い主が寄合をしておりその周囲を大小さまざまな犬が走り回っている。素敵空間だ。吹く風はほんのり冷たく、まだ路面には日中の熱が残っている夕方。こんなものがまだあったんだと思う。

空もいい感じにライラックな雰囲気でマジでずっとこれであってくれと思う。気持ち夕餉の支度に帰る人たちも生き生きしている気がする。いい外気温は人を活動的にさせる。もう少し今週は涼しいらしい。

完全な自己実現は存在しない

ポッドキャストを聞いていて面白かった話があってそれは自己実現の話だった。

https://open.spotify.com/episode/7ihzKzgCGqjONY1iH1tZOu?si=yBOybWymRwuKRNvNlipdOg

話の発端はファッションについて語っているポッドキャスト『AfterParty』でのリスナーの投稿が発端で、その番組がリアルイベントをやるという話をする中で『リスナーである私はファッションを語る人の集まりに行ったことがなく、ファッションはいつも全身黒ずくめです。そんな全身黒の人間がファッションを語る集まりに行っていかないでしょうか?(意訳)』という投稿がされた。それについてホスト役の1人が「俺はあなたみたいなオールブラックソリッド野郎が来ても何も思いませんがそういった他人の目を過度に気にする姿勢であるということは良くない」と長々と話した、という一幕だった。

そこで出たパンチラインが「人生は気まずい」である(ファッションを生業にしている自分ですら、ある意思に基づくファッションを身にまとう時気まずさはあるので、他人への気まずさを自分のファッションの理由にするな、の意)。

それが『奇奇怪怪』を伝わり『シットとシッポ』の話題として出て、そこで福尾匠が「これは完全に自己実現をしている人がいるという考え方の問題だ(実際はそんな人はいないのに)」と言っていた。

投稿者はファッションにおいてホスト役を『完全に自己実現している人』と見ている。対して自分を『自己実現できていない人』と卑下している。そしてそのポジションから投稿をして人と関わろうとしている。福尾匠はこれを『大人な態度ではない』と言っている。強者と弱者の2項対立を作り出し、弱者として自らを置く態度がである。

そして「人生は気まずい」というテーゼのように『完全に自己実現している人』(=強者)はいない。人はみな気まずさを抱えていて弱者である。そうなると克服するべきは他者の目線(=気まずさ)ではなく自身の目線(自己が何を実現するのかという自問自答)である。自身の中に今回で言えばファッションの軸を作りそれを全うすること。その先にオールブラックソリッドがあるなら、それでいいのだ。堂々と集まりに参加すればよい。

これはファッションがテーマの話だがこの構造はすべてに言えると思う。あらゆるジャンルには『完全に自己実現している人/しない人』という軸が作り出されている。そしてその軸は様々な事物において存在する。人生における愛、趣味、金。全てはこの対立構造により偏りが作り出されその偏りにより何か別の価値が交換されている。逆に言えばこの偏りこそが価値の本質なのかもしれない。完全な自己実現は権威性となり、その砂上の楼閣で夜な夜な宴が催されている事になっている。ミセスのセレブレーションなんて分かりやすい例である。いやまあ、それはある面で正義なわけだけど我々はそこに与する事なく生きる事が(多分)出来る。あらゆる気まずさを抱え、しかし気まずいながらも胸を張る。そして他人の気まずさを許したり擦り合わせたりしながら関わることが。

しかしこういった偽りの自己実現による権威性はユーモアでも行われていて、最近ダ・ヴィンチ恐山がにまつわるこんなツイートがあった。

f:id:firstlot13:20260612231644j:image

 

https://x.com/i/status/2061079211197255710

この引用されたツイートから分かるのは①発信主が勝手に恐山におもしろの権威性を付している。②その権威性においてさむわんへるつは認められていないだろうと思っている、ということだ。そしてこう発信することでさむわんへるつを間接的に貶している。し、さむわんへるつに触れた恐山も自分で勝手に作り出した権威性に背く存在として貶している。実体のない落胆による攻撃性がこのツイートにはある。

これは先程の『完全に自己実現している人/しない人』という軸に巻き込まれる人もいるということを指す。恐山は今回巻き込まれた側だ。さっき軸は作り出されるといったのは主に資本的な偏りをさまざまな趣味に作り出す集金の仕組みとしての面を指していたが、こうして軸を勝手に他人が作って一方的に巻き込まれるという事故もままある。言葉で言えば有名税に含まれるようなものか。

これは権威性による自らの卑下よりも少しややこしい。自分を下げる事もせず権威性を人に課す事で人を判断するというキュレーション的な価値を無理やり自分に作り出している。でもこういう勝手な落胆という感覚は分からなくはなくて、しかしそれが加害性を持つ危うさはあまり自覚されていないのではと思う。

こうして多様性を標榜する世界は評価という権威性付与バトルの一面もある。繰り返してしまうが、自分の軸を持ちそれを適切に持ち替えたりしていく事が大事なんだろう。難しいけれど。

日記(昼寝・脚)

某日

会社を出て昼寝先生の原画展に行く。以前休日に行こうとしたら整理券配布が終わっていたので平日にリベンジだ。会場あたりの狭い道をぐるぐる進みなんとか整理券をゲットすることができた。しかしまだ待たされるので近くのドトールで時間を潰す。『庭の話』を読み終わって余韻にふけっていると整理券の呼び出しがかかる。結局1時間弱待っていたようだ。人気成人漫画家はすごい。原画展は本当に見応えがあり、昼寝先生の鬼気迫るカケアミをいざ目の前にすると圧倒されてしまった。中でも成人漫画家のスカウトを受けた漫画に「『この腕からフェチを感じたから』と編集から言われてこの道に進んだ」というキャプションは良かった。成人漫画家は己の描きたいものに誠実に向き合うという意味で過酷な商売である。しかも他人のストライクゾーンも狙わないといけない。そういった求道心はやはりフェチズムへの熱意あってこそなのだろう。

もちろん成人漫画だけでない一般漫画や挿絵などもたっぷり展示されている。アナログならではのホワイトの厚みやデジタルで入れる描き文字指定なども見ていて楽しい。しかし成人漫画の性器には原画ですら修正がいるのだなとは思わされた。いやそりゃそうなんだけど明確にゾーニングされた空間でさえそうなのか?これが同じ技法でキャンバスに描かれていたら無修正なのでは?などといろいろ考えてしまった。あとここで撮った写真をグーグルアカウントに載せてBANされないかがとにかく気になっている。

グッズなどは買わずに帰る。

某日

ポッドキャスト『シットとシッポ』の過去回で福尾匠が『日記は何もない日にでも毎回描く事が大事でそれが日記の持つ“回”性を強める』と言っていた。俺はイベントがないと書いてない。でもそういう回っぽい感じ(無秩序な積み重ね)はわかる。ライフログはそうすることでしか表せない。

仕事終わりにちょこざっぷに行く。レッグプレスの新しい機器にまだ慣れない。あと左膝に微妙に違和感がありトレッドミルは早歩きに抑えている。最近プロテインを買ってジム終わりに飲むようになった。今のところ何かを強く目指すのではなくフラットな気持ちでジムに通えている。始めた当初よりはマシンの荷重も増えているが、強くなった気はしなくてなんとなく身体の運用を気にかける(立ち方など)ようにはなった。身体。最近このワードを考えている。興味関心の一つのコアに身体があってこの長文も書きたいなと思ってるのだけどなかなか手に付けられない。それでいうと『踊るのは新しい体』という本がとても面白かった。フィルムアート社の半額セールで買ったのだけどよかった。おすすめ。

某日

モスバーガーで初めてモスチキンを食べた。ざくざく感が独特。