続けてもいいから嘘は歌わないで

同人作家の同人以外の雑記が主です

2021-01-01から1年間の記事一覧

今年見てよかったもの(2021年)

もう年の瀬である。いや、本当にいつの間にか年の瀬に立っていてズボンの裾が年で濡れている。それというのも世を忍ぶ仮の姿に課されている苦役(人はそれを業務と呼ぶ)に忙殺(もはや謀殺ともいえる)されており人間性を切り売りしているうちに12月になっ…

"「ティモンディ高岸に励まされたら誰でも元気になるのか選手権」" を YouTube で見る

かなりいい動画があった。 「ティモンディ高岸に励まされたら誰でも元気になるのか選手権」 - YouTube この動画は笑えるエンタメとして作られていて(佐久間宣行である)そのエンタメさはティモンディ高岸のキャラvs落ち込んでる人というわかりやすい対立関…

物語における地獄

「ゴールデンカムイの展開が地獄」というブログを見た。中身は省略するが、この「地獄」という言葉、及びその使われ方には個人的に興味がある。ブログの内容を圧縮すると「そこまで地獄か?」というエッセンスになるだろう。そしてその回答は地獄は雰囲気ワ…

名付けの力

https://twitter.com/chocolatechnica/status/1435602405144420359?s=19 上のツイートを見て、最近西野亮廣のYou Tube動画を見たことを思い出した。そこではもうひとり別のそれっぽい人がいて、なんか対談していたり互いにあげあったりしていたけど、そこで…

理由

自由主義を生き、個人が尊重される時代に生まれた私達は自分を探してさまよっている。 自分探し、なんて言葉はもう古いかもしれないけれどそれはセルフマネジメント、とか名前を変えて延々と人間を苦しめている。 自由である為には自分を持たなくてはならず…

身体

身体の躍動がよく行われる時期に突入した。 かなり様々な動きがあり、最適な判断と的確な体捌きがあわさると身体はエモーショナルな領域に達する。それは凄いことだし、良いパフォーマンスは伝播する。観客を熱くさせる事ができる。 だからこそその土台とな…

映画大好きポンポさん大好きさん

ポンポさんを見たか?見ていないのなら見たほうがいい。全国で30館くらいしかやっていないらしいが、これから2倍位に増えるようだ。このペースなら1年後にはポンポさんの上映館は日本国内の神社仏閣の数に比肩する数になっているだろう。街中でふとした時…

TinyDeskを聴こう

TinyDeskという番組を知っているだろうか?NPBが制作している音楽番組である。その名の通り、狭い机の上で少人数が生演奏をするというコンセプトの番組だ。現在ではコロナウイルスの煽りを受け、ミュージシャンがリモートで演奏をしたり通常の場所ではないホ…

生理的欲求

上坂すみれがこんなことを言っていた。 『アルコール、9%なんてのを飲むと体内のアセトアルデヒドが分泌されてるのが感じられるじゃないですか。臓器が反応しているというか、そういう時生きてるな〜〜って気がするんですよね』 意訳にも程があるが大意は合…

賭け事に向いていない

賭け事が苦手である。大学の頃そそのかされてパチンコを1000円分打ったことがあるがそれきりだ。 賭け事というか、「一定の投資をして、投資リソースを上回るものが返ってくるか、下回るものが返ってくるかは確率で決定される」物事がどうにも性に合っていな…

献血をする

血が足りないらしい。 献血という言葉はオタクにとっては比較的身近であろうと思われる。コミケでポスターを配ったりとかそういう活動を協会がしているからだ。エアコミケとなった今もしているらしい。 というわけで(このというわけでというのはまじで本当…

異国飯のススメ

異国飯というのは造語なので聞き覚えがなくても良い。とにかく異国飯を食べようと言うことが言いたい。言い換えれば胃を旅行させよう。舌で歴史を味わおう等色々な言い方ができるが…。 この文章ではそもそも異国飯とはなにかということ、そしてどうやって食…

俺のDMM100冊デッキ

4月12日までDMMで初回購入に限り書籍100冊まで70%オフということになっている。つまりオタクフェスティバル。第一次世界大戦下におけるクリスマス休戦に匹敵する出来事である。タイムラインのオタクはオタク棒(オタクが開発した棒。材料は正論)を地に置き…

感じるというのは素晴らしいこと

bunshun.jp 土井善晴先生は食の形式化を防ごうとしていると思っていて、上の記事はそういうことを男らしさの囚われと表現している。それは置いておいて「形式化」というのは退屈さに繋がる。形式はそれに従っていればいいという気晴らしの気晴らしなのだ。そ…

暇と退屈の倫理学を読んだ

暇と退屈の倫理学を読んだ。と、言って書物の要約を記すことはここではしない。もちろん論旨の一部分を紹介したりはするけれど。それは本書の結論は、つまり「人間は暇と退屈に対してどのように向き合うべきなのか?」という問いに対する答えは、非常に明確…

ガルパン最終章3話を見た

見ました。ネタバレ記事です。ちなみにどこで見たかと言うとウルトラセンシャラウンドみたいな劇場です。やはりガルパンはいい音で見ないとなので。 3話はもちろん2話の知波単学園戦に決着がつく。正直この知波単学園戦ガルパン内のベストバウトでは?という…

老害

なんかいい感じのこと(~という論文でこんな事が言われています)がRTされてきて、でもソースが提示されていなかったのでそれを根気よく探したら1999年の論文でがっくり来た、みたいなことがある。これに限らずネットの話題が10年単位で昔の話を掘り返して…

エヴァンゲリオン見ました

エヴァンゲリオンを見た。ので、感想というかそういうものをバーッと書こうと思う。この時点で感想を言うならそういうことを書きたくなった、というのが感想として機能すると思う。 留意点としては基本的に新劇のレベルでしか書きません。旧劇付近はかなり曖…

ふだんづかいの倫理学

『ふだんづかいの倫理学』を読んだ。個人的にはとても良かった。 タイトル通り、倫理というものが普段我々が暮らしている日常の上でどのように適応されうるか(もちろん成立を考えれば矢印が逆だけど)を豊富な例を盛り込み懇切丁寧に教えてくれる本だった。…

正義/分断

「正義とは健康のようなものである」と読んでいる本に書いてあった。(はい。今回は本の引き写しです) 健康とは体内の常在菌とかそういうものの均衡の上に成り立っており一度それが破壊されるとかなりやばいことになる(最近ずっと腰が不安で、かなりやばい…

黒歴史は青春だ

黒歴史という言葉はかなり人に膾炙していてその分意味も拡散していると思うけれど、巷で使われているような『恥ずかしい/見せたくない過去の遺物』という意味であまり使いたくないと思っている。それは創作を楽しんでいる者として真摯な姿勢ではないと思うか…

顔を出す

顔というのがよくわからない。インターネットに顔出しはしない主義なのだけど冷静に顔が出たから何なんだ?という思いもある。もっと重要な情報を四六時中垂れ流している気もするし…。でも顔を出すのはあまり気乗りがしない。それは例えば鍛えていない胸筋を…

一緒でいい

常に違うことを求めるというのは人の性であると思っていたけれど、例えばそれがアイデンティティの話だとして、アイデンティティはある特定の所属を持つことである、となりつつある。一人ぼっちではアイデンティティは確立できないと言うことを多様性という…

価値観を変える

価値観である。変わるのは。世の中では常に価値観が変わっているのだけど、価値観が変わってそこから何が変わるのか、というのが大事なのではないか。 ほいほいと価値観を変えればいいという話ではなく、君がその『価値観が変わる』といったそれは個人の価値…

家族がコロナウイルスに罹患し治癒しました

◯コロナウイルスにかかるメリット 仕事が休める ◯コロナウイルスにかかるデメリット ・2週間咳止まらん ・2週間熱下がらん ・血中の酸素が足らん ・痩せる ・経過とそれによる対応を人に説明するのが面倒くさい(すべての行動に原理原則がない割に周囲から根…

保坂和志を読むこと(途中)

保坂和志の著作がここ数年断続的に人生に関わっている。 というのも、最近保坂和志『小説の自由』を読んでいてこれはかなり面白く人生の一冊となりうるぞ、と興奮していた時「いやこの著者の本読んだことあるぞ」となりよくよく考えたら2、3年前に同じ著者の…

2021年初心表明

あけましておめでとうございます。 なんやかや2021年になりました。全てにおいて光明が射す感じはないですが色々仕方ないな、と思いつつ今年の抱負。 去年の見たら良いこと言ってました。さすが自分。 今年は3次元のオタクになろうと思います。ここでいう3次…