続けてもいいから嘘は歌わないで

同人作家の同人以外の雑記が主です

お酒を飲みながら話したことの覚え書き

……――だからさ、個人主義ってのはさ、俺たちがパズルだとして、俺たちの内面を並び替えてきれいな図柄を作り出したいということだと思うのよ。でもそれってある程度パズル自体の大きさや各パーツのの差異はあっても凡人には限界があって、各々の図柄はある程度似通ってしまう。これは人間の成功の形とも言える。で、パズルはどうやっても外に接している辺は凸凹していないから、ほんとうの意味で外部と混ざることが出来ない。でもそれをむりやり凸凹にして外部と混ざり合う、パズルを共有するっていうのがわかり合うってことだと思うんだ。これは結婚でも親友でも一緒の酒屋で酒を飲むってことでもいい。そしてパズルを共有するってことは自分にないパーツが自分に入ってきて思ってもない図柄になってしまうことだと思う。一人じゃ絶対できなかった大きな図柄が二人三人とつながることで出来上がっていく。予期せぬ形がつながる度に生まれていく。これを俺たちは求めているんだと思う。これは小規模の連帯だ。俺とお前は付き合いが長いからもう図柄は共有されてしまっている部分が絶対にある。それはもう連帯なんだ。

で、さっきまで話してたChatGPTが発展して壁内でずっと自分との対話を楽しむ人が増えるって話をここに当てはめるとそういう人はどうしても自分だけのパーツで図柄を作らなきゃならなくなる。それはとっても寂しいことだと思ってしまうし、まずは自分の外側に凸凹を作ることが大事なんじゃないかな