続けてもいいから嘘は歌わないで

同人作家の同人以外の雑記が主です

マイナンバーの目的

マイナンバーにまつわる話が面白かった。マイナンバーはそれ単体では効力を持たずマイナンバー+マイナンバーカードの認証により効力を得る。セキュリティの観点からは物理的なマイナンバーカードのほうが大事だ、という話。そうなんだ!と思ったしなら交付時にICカードリーダーくれよという気持ちにもなる(マイナポイントをもらう際、Huaweiスマホにはアプリが入らずPCで受け取りをやろうとしたら認証にはICリーダーが必要と言われおとなしく市役所に行った人の意見)。まぁ報道だけ見てるとどう考えてもフラット方式(マイナンバーをそのまま各機関が外部キーとして扱う)だと思うしたいていのディストピアモノってそんな感じだしな。それはマイナンバーカードにマイナンバー書いてあったらおかしいぜって思うものな(2026年に向けてここは修正されるらしい)。そしてアメリカのフラット方式の崩壊っぷりも想像を超えていた。ワロタとしか言いようがない。さすがはとんだお騒がせ野郎のいる国である。
しかしセクトラル方式(マイナンバーは共通IDに過ぎずそれを各機関が固有のキーで変換することで機関内の外部キーとなる)は暗号方式っぽくて面白い。かつて『暗号解読』で暗号については一通り学んだのだけど、最近また資格にまつわって学ぶ羽目になって勉強ってなるとなかなか覚えられない。

zenn.dev


暗号と言えば寿司だが世界に目をやればもっと暗号化に適した食材がある気がする。あの、高い肉に付属するボウルみたいなやつとか。
閑話休題。結局技術について門外漢が何か言うのは難しい(マイナンバーの例でいえばマイナンバーを本当に使うのは省庁などの管理側であり、我々被管理側は管理側の望む形でしか恩恵を受けられない)。前提が共有できないからだ。インターネットはノーベル賞の度に『ノーベル賞の成果に何の意味があるのかと聞くマスコミはバカ』ということで知られていますが、わからないものをわからないまま称賛するのは難しい。貶すのは楽だけど。情報は常に非対称なのでなんというかそういうことは差し引きしておかないとバカを見るしバカを見られることになりかねない。