続けてもいいから嘘は歌わないで

同人作家の同人以外の雑記が主です

2023年下半期で面白かったコンテンツ

今年も2023年下半期で面白かったコンテンツ発表会をやったのでその現行からいくつか抜粋で紹介します。会の様子としては一人しか言及していない「君たちはどう生きるか」の話がまず30分弱続いたのが面白かったです。あの作品、作る側からすると絶対に語りを引き出されてしまうという意味で恐ろしい映画だよ。

 

◯MV

youtu.be

2023年一番好きなMVかも。これも個人制作だけど、とにかくちっちゃな私というアイデアの曲への活かし方、MVでの遊ばせ方、それらを複合したメッセージ性が過不足なく動画としてまとまってるのが本当に超いい。個人制作の良さを存分に感じられる傑作だと思います。こういうMVが作りたいです。ラスサビのカメラの引き方と文字の出し方、、完璧!!

 

youtu.be

2023年はポケモンが有名な絵師とPを総動員してクリエイティブをさせた一年でしたがやはりこれは一等良い。ピノキオピーが「ポケットのモンスター」って解釈出してくるのピノキオピーすぎる。無論駿さんの「GAMEBOY」を念頭に置けば泣かざるを得ないわけですね。本当にありがたい

 

◯漫画

comic-days.com

どうやったらこの物語の始まりが思いつくのか不思議で仕方ない短編漫画。入り方が異常なのに最後に心がこうあたたかくなるというか…。最後のページにピースの一文を入れるの人の心を切り取る手腕が鮮やかすぎる。

 

商店街のあゆみ panpanya

なんかサブカルぽい雰囲気だけ知ってた作者をいざ読んでみたら日常の少し不思議をリアルな筆致で描いてくれるいい作家だった。次々と延伸する商店街、親戚から相続した存在しない土地…魅力的な空想上の産物が次々と出てくる。

ダンジョン飯 九井諒子

堂々完結!食事という枠から決して離れずに真摯に向き合った結果傑作ファンタジーができてしまうというとんでもエンタメ。

 

◯映画

イコライザー3

イコライザーシリーズ最新作にして最も上映時間が短い(94分)。1,2とハードなアクションを売りにしていたのにデンゼル・ワシントンが渋すぎて、3では殺し屋が幸せについて悩む話に。しかしデンゼル・ワシントンの所作がとても良く、そこに陰影が印象的なカメラワークが合わさり濃い味わいを感じられる。後半の殺しのシーンはもはや美しいとも言えるので、ぜひシリーズ通して見てほしい

 

ガルパン最終章4話

作品の面白さと人妻がコンテンツを支えている変なシリーズになっているけれどやっぱりガルパンは面白い。今作のブンドド具合は過去一なので戦車を知らなくても楽しめる。

 

◯その他

コワすぎ〜怪奇病棟:怪異大決戦〜

モキュメンタリーシリーズ「コワすぎ」のキャラクター(演者)が実際にお化け屋敷に現れるという素晴らしい企画。参加者がカメラマンとして物語に参加することでモキュメンタリー映像が都度都度SNSに流れ続ける二度三度美味しい構造。参加した人もSNSで見ているだけの人でも楽しめて最高!コワすぎシリーズ、今年久々の新作が出てましたがヤンキー白ギャル退魔師先生が出てくるので最高でした。

水曜日のダウンタウン 名探偵津田2

ロケで訪れた村で殺人事件が発生するドッキリの続編。引き続きダイアン津田をドッキリに連続してかけることで、もう愚痴りつつ事件を解決するシリーズなんじゃないかというシリーズものとしての美味しさも味わえる。実際に村で殺人事件が起きると「歩くのだるい」「夜が暗すぎる」などリアルな問題が立ち上がってくる。あまりにミステリ過ぎて途中に不要なホラー要素が入った時に「これそういうんじゃない!」と津田が叫ぶけれど自分がミステリの登場人物である自覚がないと出てこないセリフでかなり良かった。