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日本一のアパホテルへ行く。1000円貰って

何ヶ月か前からアパホテルのポイントが溜まっていて、フロントで5000円キャッシュバックが受けられることに気づいていた。がそうタイミングよく宿泊の用事があるわけでもなく、そもそも都心のホテル価格はスーパーダイナミックプライスとなっておりおいそれと泊まれる財力がない俺はうだうだとポイント失効期限を待っていた。しかしある日日曜日の宿泊料金が5000円のアパホテルがあることに気づいた。これならキャッシュバックととんとんで、実質ゼロ円で宿泊ができる。何にせよゼロに越したことはない。ならば行くしかない。いざ予約したら何故か4000円で取れた。つまりホテルに行くだけで1000円儲かることになった。

某日

最寄りの海浜幕張駅に着く。チェックインが15時なのでちょうどお昼くらい。近くのアウトレットでウインドウショッピングをしてからいざホテルへ。幕張は新都心と自称するだけあり企業が小綺麗なビルに入っている。その小綺麗さがなんだか奇妙に思える。あとIBMのビルはなんだか良い。

アパホテルのフロントにつくと海外旅行者の姿が目立つ。ケイオーラインの風耐性を知らぬ者共よ…(最近はそうでもないと聞く)。フロントで自動チェックインをすると「アパ↑!!」と高らかにボイスが鳴り響く。それはそうとキャッシュバックだ。そのへんの人にポイントが…と話しかけるとにこやかに案内され、フロントでアプリを掲示する。すると普通に現ナマの五千円札が出てきて、それが領収書とともに渡される。人の手から現ナマを貰うことって学生時代の日当バイト依頼かもしれない。

ルームメイク中の部屋を通り抜けながら部屋に向かう。部屋の内装はいつものアパホテルだひとしきりベッドにダイブしてからとりあえず大浴場へ向かう。このホテルには大浴場が4つあり大いに迷う。あと早い時間に部屋着でホテルをウロウロするのは気恥ずかしい。みんなまだ私服だから。うるせぇ。俺は儲けに来たんだと風呂に入る。昼から入る大浴場は最高。サウナも楽しみほかほかになり、帰りにホテル内のローソンでジュースとポテチを買い部屋に戻る。

あとは部屋でだらだらしつつ『テスカトリポカ』を読む。『ジェリーウォーカー』の佐藤究だがとにかく血と暴力に彩られつつクレバーな物語で最高。頭を使った暴力が一番怖い。バルミロの処刑方法は『ノーカントリー』のシガーみたいな怖さがある。こういう本時々読みたくなる。

夜飯時になったので血に誘われた結果、散歩がてらいきなり!ステーキへ。200gを食すも微妙に足らなかった。席の向こうで、スーツをビシッと着た壮年の紳士がステーキでハイボールを飲んでおりかっこよかった。海風が少し強い中部屋に戻り再び大浴場へ。部屋に戻る途中で、幕張メッセ帰りのチェックイン列に阻まれる。浴衣なのでそそくさと部屋に戻り『テスカトリポカ』を読了。満足して寝る。