某日
仕事中に体調の悪さが遠方にちらりと姿を見せた気がした。そこからなんとなくそっちばかり見てしまう。しかし体調が悪いときは得てして物事はテキパキ応答できるようになるので心持ち声を大きく仕事ができた。帰ってきてスコーンを葛根湯で流し込みすぐ寝る。
某日
起きると体調の悪さは特に感じなかった。念の為インフルエンザワクチンを打ちに行く。問診票を何も準備せず言ったらちょっとたしなめられた。これは俺が悪い。ワクチンはさっと打たれたので帰る。帰りしなにTSUTAYAに行列ができていた。どうやら近い内に閉店するようで在庫を売りつくしているらしい。MDの時代はお世話になった。ビデオもよくここで借りたものだなと思う。文化の温床がなくなるのはさみしい。そういえば成人ビデオが暖簾に隔てられているのもここで知ったのだった。
帰ってきて部屋の模様替えやらなんやらが強制的に始まる。いろんな物を動かしたり拭いたりした。本棚の整理を命じられて本の選別をする。本って脳の中身が結晶化したものなので自分の脳の部位を切り離すくらいの悲しみがある。本は整理されていることに価値はないのだと思うけど家でろやの一言で話が終わるので粛々と仕分ける。疲れたので久々にあずきのアイマスクをつかって昼寝したらなんだか目のチューニングが遠くに合ってしまいPCが見られなくなった。変な方向でデジタルデトックス。そのまま晩飯後に天冥の標Ⅴを紙で読む。このノルルスカインのエピソードはかなり好きだ。物語の根底であるエピソード0がしっかり描かれていて嬉しい。知性の突き詰め方がすごい。ワクチンのせいか早めに眠くなったので寝る。
なんだかすごく（今年比）ブログの更新が途絶えてしまったけれどどうにも仕事が変わりそっちのインプットの優先度が上がった結果なかなかアウトプット欲がなくなったというか自分を顧みる行為の優先度が下がったせいだと思われる。いよいよツイッターを見なくなってきて（本当に『ひとこと言いたい』話しか流れてこないのが怖い）自分のアウトプットをどうするのか見直さなければなのでここは積極的に活用したいと思っています。
