続けてもいいから嘘は歌わないで

同人作家の同人以外の雑記が主です

街の変な人

どの街にも変な人はいる。
以前池袋でたわしを散歩させている人を見たことがある。また秋葉原には色鮮やかな服を着た白髪長髪のおじさんがずっと同じ場所に立っている(富士そばの前あたりだ)。友人とそういう人いるよねーという話をしていて、そういう人は気を惹くためにやっているケースもあるという話を聞いた。
例えばデカいウサギを持っているおじさん街にいて、その人は若い女性にばかり「うさぎいるよ~」と声をかけてウサギを持たせてくるらしい。要はウサギをダシに使っているのだ。そういう構図はシンプルにグロテスクで、ウッとなってしまう。
話は少し変わって、そういう変な人というのはインターネットと相性がいい。Twitterで赤いレオタードを着たおじさんの写真が出回っている時期があった(時期と呼んでいいのか)。セーラー服を着たおじさんはメディアにも出ているしなんかポップな感じになっている。その話で性の悦びおじさんという言葉が出てきた。何年か前、Twitterでしきりに揶揄されていた名前だ。多分電車で大きな声を出しているかなんかだったと思う。自分はその情報の時点でウッとなってワードミュートしていた気がする。この「ウッ」はそのおじさんの存在に対してではなく周りの揶揄に対してのものだ。今はそういう言葉を選ばず言えば精神や身体の障害に対する心配りはインターネットマナーとしてあるが当時のTwitterにはそれがなかった。だから中傷ともいえる言葉がたくさん出回っていて、挙句その人は亡くなったという話になった気がする。
そもそもインターネットではしんしょう、ガイジなんて言葉も普通に使われていて自分が学生の頃はそういう言葉が今でいうパワーワードだった。ウケる言葉だったのだ。もっとさかのぼればもっと過激な言葉もある。話はずれるが、AA主体のSSで「ニダ」というキャラが普通に出てくるのもすごい。でもそれがキャラとして受容されている時期があったのだ。閑話休題。とにかくそういう言葉は今では一般的なインターネットでは見なくなった。ただその暴力性は「子供部屋おじさん」とかに受け継がれている。いやまぁ5chでは普通にもっとひどい言葉は使われていて、人は匿名だとなぜ刺激的な言葉を使うのかというのは気になるところではある。
この話はどこにも行きつかないのだけど、最後に野田ちゃんの話をする。チャンスの時間でシンプルボケ選手権をやっていて、野田ちゃんは尊敬するハリウッドザコシショウの完コピをしていた。しかし野田ちゃんがハリウッドザコシショウの動きをやっても面白くないのだ。なんだか怖い。うーんと思いつつハリウッドザコシショウYouTubeで「叫び-1グランプリ」を見るとゲラゲラ笑ってしまう。これは漫才におけるニンなのか。R-1王者の貫禄なのか。わからないけど。