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同人作家の同人以外の雑記が主です

本屋で爆買いする

一時間で6000円。どう思うだろうか?安いとか高いとか色々なことが考えられる。しかしこの場合6000円は深さとも考えられる。本屋の目の前で握りしめる金額として考えれば。

宿泊時のキャンペーンにより6000円のクーポンが授けられたので、その使い道を2日のうちに考えなければならなかった。結果、一番興奮することとして本屋で爆買いする、ということになった。これを爆買いと呼ぶかは人によるが…しがない社会人にしてみてたらこれは爆買いである。なにしろ本屋にあるものの単価で考えれば、買えないものはほぼないのだから。

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あとこれ面白かったので。真似をします。


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爆買いの舞台は八重洲ブックセンターだ。なにしろブックのセンターである。思いつく限りの本があるはずだ。まああと個人的に初めて本屋のパワーを実感した場所というのもあり思い出があるのだ。来年3月に閉店してしまう餞別という意味も込めて、お金を落としていこう。

意気揚々と入店しまずは最上階へ。最上階はコミックと美術書のコーナーだ。大好物が揃っている。まずは画集などの大型本をチェック。普段手を出さない分、入念に見ていく。篠房六郎のポージングの本や地球外少年少女の設定本なども魅力的だ。続けて映画コーナー。ここにスパイダーバースの設定本があれば即買いなのだが。意味わからん少量流通をやめろ。スペインで見かけたとき迷ったのだが…またインターステラーの設定本もある。SF映画フォント本やポスターまとめ本もいいな…と見ているうちに酔ってきた。ぐぅ。とりあえず階を移そう。文庫本コーナーへ。ここで早川の棚を見ていても何も変わらないのだが…ジャックグラス伝を探してみるもないし…などと言っているとあっという間に1時間が経過していた。あと1時間で閉店だ。

やるしかねぇ!と最上階に戻る。目当ては『ひゃくえむ新装版』と『ヒッツ』だ。見つけた方の『ヒッツ』をまず確保。

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次に文庫コーナー。Amazonで目をつけていた上田早夕里『魚舟・獣舟』を確保。SFだけど光文社だから味が違う。

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ここで予算の半分を使い切ったので評論・ノンフィクションコーナーへ。いつもと違う本を手に取ってみよう。なるだけタイトルが言い切りでない本を探す。タイトルで言い切っている本は即効性を重視している傾向があり、今の気分ではないからだ。國分功一郎Kindleでも積んでるし…ルワンダ銀行総裁の本は評判いいけどなー、アメリカ選挙ルポも味があって良さげだけど…。利他についての本も気になるな…と結局『人類と病』を購入。

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やはり近年の世界の関心事といえばこれだろう。俺はウイルスが何なのかも知らない。

残り時間が少ないので、1階に降りる。注目されている本があるはずなのでそこから最後の1冊を決めよう。あー、佐藤究の新刊出てる…と思いつつ選書の棚を見ていると気になる本があった。『他者の靴を履く』

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この他者の靴というワード、前に何処かで見たことがある。うまいいいかたするな~と思っていたのだけどもしかしたらこの本が元ネタかもしれない。

というわけでここでおしまい。会計をすると6111円だった。素晴らしい。

久しぶりに本屋をガッツリ巡ったが、やはり楽しい。本屋という場はある種のパワーを与えてくれる。

今回買った本も後で感想を書ければいいと思っている。