続けてもいいから嘘は歌わないで

同人作家の同人以外の雑記が主です

日記(刺激・メキシコ)

某日
あまりに暑い。暑すぎてディスカウントストアに入り意味もなく300円ほどの買い物をしてしまった。疲れているとAmazonの買いもしないセール情報をぼーっと眺めていることがあるがそれがついに現実にも起こっている。疲れているときは脳が刺激を求めつつ刺激を受けに行くコストを払いたくないという矛盾が生じるので「お得!」という相対的にわかりやすい価値を見ることで低コストでジャンクな刺激を得に行ってしまうのかもしれないとべびすたーラーメンの大袋を自転車のかごに入れながら思った。
刺激の話とは少しずれるが「移動中も何らかのポッドキャストを聞かないと時間を無駄にしてる気がする」という意見を耳にしてへぇと思った。自分は移動中もっぱら音楽を聴いていてラジオとかを聞かない。理由は特に泣くなんとなくしっくりこないだけなのだけど、そう思うと、移動中が一番情報濃度が低いのかもしれないと思った。音楽はそこから得られる情報濃度が、ラジオなどに比べて低い(俺に音楽の素養がないから)。自分はそうやって情報に侵されない(もちろんラジオは自分の意志で聞いているのだけど悲しいかな、『情報を隙間なく得なければ』という強迫観念に焦らされてコンテンツを摂取してしまうみたいなこともある)領域を守っているのかもしれないいやほんとに領域を守りたいならそのイヤホン耳から抜けや。
刺激の話に戻ると、とにかくそういう時は早く寝るしかない。だけどちょっとゲームして寝た。

某日
バカでかいテレビが届いた。バカでかいテレビを見ているとまずそのバカでかさによってテレビが少しリッチになるように感じられた。またバカでかい画面にふさわしい映像を無意識に求めるのか、健康食品のCMとかはすごくミスマッチに感じられ音楽番組とか映画とか画面映えを意識したものを見たくなった。とにかくバカでかい画面はあると生活が少しそれで変わる感じがする。きぬた歯科の先生が『デジタルサイネージはコロコロ画面が変わるからだめ。看板は常にそこにあるから広告になり得る』といっていて、そういう物理的にスペースを占めるという作用は馬鹿にならないんだなと思ったことをなんとなく思い出した。

某日
作業が遅滞。うーんと言いつつ友人らとメキシコ展に行った。マヤ文明アステカ文明などの品々が並んでいる。とかくあのへんの文明は生贄が多くてそういう世界観に基づいて作られた様々なものはどこか生々しい感じがする。そしてそういった展示がスペイン上陸で一気に終わってしまった凄さも感じた。テキーラの出し物があったのでちょっと飲む。テキーラおいしい。